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工務店三代目の憂鬱

失敗しない住まいづくりの秘訣!健康で楽しい生活が送れる家を手に入れるための判断基準をお伝えします。工務店、ハウスメーカーなどの建築業者選び、土地選びで最低限知っておきたい知識。毎日の暮らしをもっと楽しくするためのノウハウを子育て世代のあなたに・・・
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みなさん、こんにちは。


住宅の性能を示す数値として、「C値」「Q値」というものがあります。

高気密高断熱化が進み、よく耳にするようになりました。

「数値が低い方が良いらしいけど、よく分からない」

という声を聞くので、今回はそんなお話しをしますね。


まず、「C値」とは

物の気密性をあらわす値です。

延べ床面積あたりの隙間面積のことで、ゼロに近いほど隙間が少ないんです。

「隙間が少ない」=「気密性が高い」

ということですね。

1975年以前は、C値7.0以上の住宅が多かったんですが、

数値を公表している住宅会社をみると、

最近は1.0や2.0といった値が目立ちます。

C値が5.0以下だと「気密住宅」と表現できるんですが、

その性能には大きな開きがあります。

あなたが気密性を追求したいのなら、

はっきりと数値を示してくれる業者を選びたいですね。


次に「Q値」ですが、これは

室内外の温度差1度のとき、住宅全体から

床面積1立方メートルあたりで逃げていく熱量をあらわした値です。

C値のように現場で測定するものではなく、机上の計算で求めます。

次世代省エネ住宅を建てる場合、求める数値は市町村単位で異なるものの、

寒い地域の方が、より高い性能を求めています。


熱は、住宅の窓・玄関・床・壁・天井・換気扇・隙間などの

あらゆるところから逃げます。

それを防ぎ、効率的な冷暖房で快適な住まいにするため、

こだわりのある住宅会社は「C値」「Q値」を追及しています。


人によっては、

「締め切った部屋で暮らす、ってこと?」

と抵抗を感じるでしょう。

「季節を感じて暮らしたいから、あまりこだわらないな」

と考える人がいてもおかしくありません。

ただ、最近の家づくりの場合、計算された隙間ならまだしも、

工事の不具合で出来た隙間だと、壁の中や床下での結露の原因になったりします。


高気密高断熱の家は、冷暖房の効率化で節電ができ、

ヒートショックの発生率を減らせます。

ヒートショックは、冬に発生することが多く、

お風呂や洗面所・トイレなどの極端な温度差が、体に大きな影響を与えるもの。

毎年1万人以上の犠牲者がおり、

交通事故による死亡者の2倍以上とも言われています。


断熱といえば、寒さを防ぐイメージが強いんですが、

近年の猛暑で、夏の断熱の重要性も感じるようになりました。

家の中で、熱中症で沢山の方が亡くなるなんて、

数年前までは考えられませんでしたよね。

リビングを出て、夏の廊下の暑さでヒートショックを起こす事例もあるんですよ。


また、室内の温度差を抑えることで、

アレルギーやアトピーの症状が軽くなる人も多いとか。

健康を考える上でも、高気密高断熱は欠かせなくなっているようです。


ただ、この場合、24時間換気装置で強制換気をすることになるんですが、

定期的にフィルターを掃除しないと、家全体にその汚れが蔓延することになります。

部屋中にカビを撒き散らしたりすることのないよう、

換気装置はメンテナンスしやすい場所に設置して下さいね。


最後に、高気密高断熱の短所についてもお話ししましょう。

換気装置のフィルターについては先に述べましたが、

ファンヒーターやガスコンロの使用時は、より換気に注意しなければいけません。

隙間風が入らないので、においも残りやすいんです。


また、屋外が快適な気温でも、室内は熱く感じ、冷房を使うことがあります。

人の体温や電気製品の熱で、室温が上がりやすいからです。

こんな時は、窓を開けたほうが省エネですよね。


ほかに、室内が快適なので外出する回数が減る人もいます。

運動不足で足腰が弱くなるし、外界から脳への刺激が減るので、

快適すぎるのも困ったもの。

これは、高齢者だけではなく、

私やあなたにも言えることですね。


結局、大切なのは

「あなたに合った暮らし方ができる家をつくる」

ということ。

家に合った暮らし方をするのでは、家をつくった意味がありませんよね。


「C値」「Q値」に限らず、家に求めたい性能の程度を調べておくと、

接客スタッフとの打ち合わせの際も安心です。

「よく分からなくて、業者の言いなりになってしまった」

と後悔したくありませんからね。




兵庫県 工務店|家を建てるなら @住まいの夢先案内所.com

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